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シアトル シーウルブス トライアウト 2018

契約のポイント

トライアウトに参加する選手たちの目標は、当然のことながら「プロ契約」。同じラグビーとはいえ、日本とアメリカのラグビー文化は異なります。ラグビーのプロチームでプレーするためには何が必要か?チームの監督やコーチが感じる日本人選手に必要なスキルなど意見を参考にしてみて下さい。
【契約のポイント】シアトル シーウルブズ トライアウト 2018

「3ツール」プレーヤー

日本では「フィジカル・フィットネス・テクニック」の3拍子手が評価基準となっていますが、アメリカではこの3拍子の中でも特にフィジカル部分の「パワー」と「スピード」を評価する基準です。皆さんもご存知の通り、日本人選手の「パワー」は外国人選手に比べて劣っていると言えるでしょう。しかしながら「スピード」や「確実性」といった能力は、日本人選手が高く評価を受けています。

【契約のポイント】シアトル シーウルブズ トライアウト 2018

「英語」で伝える努力

チーム入団後、選手自身がコミュニケーションを取らなければなりません。そんな中、海外で活躍している日本人選手は、お世辞にも英語が流暢とは言えません。しかし彼らは、片言の英語でも「伝えようとする気持ち」や「理解しようとする姿勢」に長けているのです。言語は違えども相手は同じ人間ですから、一生懸命コミュニケーションを取ろうとする人の話は聞こうとしますし、伝えようとしてくれます。

【契約のポイント】シアトル シーウルブズ トライアウト 2018

「自己管理能力」がカギ

ウォーミングアップやクールダウンをチーム全体で時間をかけて行う日本とは対照的に、アメリカでは5分程度で済ませてしまいます。環境の違いに慣れていない日本人選手にとっては「体が温まっていない」と感じることが多々あります。ウォーミングアップなどに時間が必要な選手は、短時間でベストコンディショニングを作る方法を、今のうちから考えておくことをお勧めします。

【契約のポイント】シアトル シーウルブズ トライアウト 2018

「コミュニケーション」も評価対象

多くの監督、コーチは口を揃えて「なぜ日本人は無口なんだ?」と言います。「英語が話せないから、何を話していいか分からない・・・」とみなさんは思うでしょう。しかし彼らは【日本人=英語苦手】と認識しているので、完璧な英語を求めてはいません。人と人との会話を重んじるアメリカ社会では、分かる範囲の単語やジェスチャーを用いて、コミュニケーションを取ることだけでも選手やコーチ陣との距離は縮まります。英語が上手く話せなくても、明るく接している選手の評価は非常に高いのです。プレーだけでは評価できない「人間性」や「コミュニケーション力」も貴重な情報源となるのです。

【契約のポイント】シアトル シーウルブズ トライアウト 2018

「アピール」からチャンスに

少ないチャンスをものにするためには、とにかくアピールをすることが大切です。日本であれば、練習や試合後に自主練習を行なっていれば「おっ、やる気があるな」と思われるかもしれませんが、それはアメリカではアピールにはなりません。アメリカ人のアピールは「監督!トライを取る自信があるので、試合に出させて下さい!」などの直談判のことを指します。指揮官に直接話すことさえしない日本人選手にとって、とても違和感のある行為かもしれません。しかし、トライアウトはいつまでも続くわけではないのです。チャンスは自分で掴みにいきましょう。

【契約のポイント】シアトル シーウルブズ トライアウト 2018

「イレギュラー」にも順応

試合時間の変更や突然の対戦相手の変更など、メジャーリーグラグビーでは頻繁に起こることです。試合状況によっては突然の緊急出場や、監督の予期せぬ指示に順応しなければなりません。「明日は出場しないから」と言われていたのにも関わらずスタメンを告げられたり、「昨日出場したから今日は休め」と言われながらフル出場させられたりと、日本のラグビーに比べ理不尽と思うこともあるかもしれません。しかし、アメリカラグビーではごくごく当たり前のことです。あらゆる状況に対応・順応するのもプロ選手としての実力。トライアウト中もこの様な「対応力」を試されるでしょう。

【契約のポイント】シアトル シーウルブズ トライアウト 2018

「アメリカは・・・だから」はNG

予定の変更、言葉の壁、環境や文化の違い、日米正反対の文化にカルチャーショックを感じることがあると思います。しかし、日本を離れ海外でプロになることを目標にしているのですから、異国の文化に順応しなければなりません。以前クラブチームで活躍したある日本人選手は、アメリカに渡って間もなく多くのカルチャーショックを受けました。「これだから海外は・・・」と文句ばかり言っていたそうです。しかし現地の選手からすれば「文句があるなら日本に帰れば?」と思うでしょう。覚悟を決めてラグビーに挑戦した選手は心機一転、全て海外のラグビーに合わせるようにしたそうです。練習方法や、生活スタイル、しぐさやジャージの着こなしまで。そして、ようやく掴んだスタメン入りで、その後も活躍しました。

【契約のポイント】シアトル シーウルブズ トライアウト 2018

アメリカラグビーの順応ポイント

■共通事項
・スピードダッシュ
・ステップスキル
・パススキル
・ハンドリングスキル
・スペースアタックスキル
・タックルとボールキャリアの正確性
・S&Cスキル
・短時間で準備できるコンディション

【契約のポイント】シアトル シーウルブズ トライアウト 2018

■FWの場合
・安定したスクラムとバインドの正確性
・ラック&モールのポジショニングとドライブの正確性
・ラインアウト時のキャッチチングの精度(LO希望の場合)
■BKの場合
・パスラインスキル
・キックススキル
・ラック&モールのポジショニングとドライブの正確性
・ボディポジショニング

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